1件電話をして、葵が目覚めるのをじっと待つ。 夜7時、葵はやっと目覚めた。泣きながら寝入ったから目がはれている。悲しそうに微笑む葵を抱きしめ、瞼にキスを送るとバスルームに追いやった。 葵が着替える間、宗聖はいつも1階で待った。葵が恥ずかしがって着替えができなそうにしているから。 葵が日曜日ごとに宗聖の家で過ごすようになってから、少しずつ台所が賑やかになっていた。台風で外に出られなくなったとき、葵がご飯を作ると言い出したのだ。 きっとものすごい勇気を振り絞って言ったのに違いない。どこかで遠慮している葵は、宗聖の生活に踏み込むことを恐れてもいる。 宗聖は葵の戸惑いを感じて、夕食に連れ出すようにしていた。 過去にこ...
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